2020.05.10

ルクレールもアルボンも本気。
F1バーチャルGPのポテンシャルは高い

  • 米家峰起●取材・文 text by Yoneya Mineoki
  • photo by AFLO


 また、タイヤの性能低下や燃料消費も実車同様に反映されており、途中でピットストップを行なって2種類のタイヤコンパウンドを履かなければならない。こちらもまさしく、実戦同様の戦略の対決が繰り広げられる。

 第3戦中国GPでアルボンは先にピットインし、新品タイヤでアンダーカットに成功。第4戦ブラジルGPでは逆にルクレールよりも4周長く引っ張ってより柔らかいミディアムタイヤを履き、そのタイヤ差を利用して勝利した。実戦さながらの戦略対決の側面もある。

 プロフェッショナルドライバーとしての技量と信念が、徹底的に、ある意味では現実のレース以上に克明に堪能することができる。それがF1公式バーチャルGPだ。

 第4戦で初優勝を挙げたアルボンは「アドレナリンで身体が震えているよ! 信じられないくらいのプレッシャーだったんだ!」と興奮した様子で喜びの声を上げた。

 F1公式バーチャルGPのみならず、フォーミュラEやインディなど国内外でこうした取組みが拡大しており、eスポーツに対する世間の注目度は格段に上がっている。