MotoGPが「一石三鳥」の仮想レース開催。
チャリティでコロナ対策を支援 (3ページ目)
そして第三弾のバーチャルレースは、本来ならば本物のスペインGPが行なわれていたはずの5月3日に、仮想上のヘレス・サーキットで行なわれた、というわけだ。
第一弾と第二弾はMotoGPクラスの選手たちが争うイベントだったが、今回はMoto3、Moto2、MotoGP、と全3クラスを実施。ゲームも最新版の『MotoGP20』で開催することになった。各クラスともレースに参戦する10名の選手たちの各家庭とDORNAの放送席をつなぎ、ゲームの画面は実況つきでMotoGP公式サイトやYouTube、あるいは各種SNSを経由して世界中に中継された。
また、今回のバーチャルレース第3戦では、アフリカの遠隔地へオートバイを使って医療を届けようという非営利組織"Two Wheels for Life"が協賛し、COVID-19対策への支援を募った。
eスポーツのエンタテインメント性はもちろんのこと、選手たちが自宅から参戦するという手法を通じて外部との接触を避ける感染症対策の重要さを啓蒙し、さらには医療過疎地域を援助する資金調達も図るという、一石三鳥のイベントになった。
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