MotoGPが「一石三鳥」の仮想レース開催。チャリティでコロナ対策を支援
日本がゴールデンウィークで大型連休になるこの時期、MotoGPの世界では毎年、イベリア半島最南端のヘレス・サーキットでスペインGPが開催される。
公式ゲーム『MotoGP20』の画面はかなりリアルだ アンダルシア地方の小さな街ヘレス・デ・ラ・フロンテラ郊外にあるこのサーキットは、金曜の走行初日から日曜の決勝レースに至る3日間で延べ20万人もの大観衆を動員する。そして、このレースを皮切りに、2週間おきのペースで欧州大陸の各国各地域を転戦するヨーロピアンラウンドが本格的に幕を開ける。
しかし、今年に限ってはCOVID-19(新型コロナウイルス)の全世界的流行により、あらゆるスポーツイベントが開催を見合わせている。
もちろん、MotoGPも例外ではない。レースを運営するDORNAスポーツ社は、可能ならば夏頃にも無観客でレースを開催したい、としているが、それはあくまでも希望的観測で、彼らとてけっして楽観的に状況を見通しているわけではない。
1 / 5