新型コロナウイルスがF1にも影響。フェラーリは問題山積で前途多難 (4ページ目)

  • サム・コリンズ●取材・文 text by Sam Collins
  • 桜井淳雄●撮影 photo by Sakurai Atsuo(BOOZY.CO)

 一方、そのホンダ製パワーユニットを搭載するレッドブルの車体は間違いなく「速さ」を持っているが、限界領域でのトリッキーさがあるらしく、マックス・フェルスタッペンとアレクサンダー・アルボンの両ドライバーがテストで何度かスピンを喫していた。

 ドライバーに関しては、エースのフェルスタッペンに大きな期待が集まる一方で、昨シーズン途中からチームに加入したアルボンの2年目にも注目したい。アルボンは経験こそ少ないものの、生まれ持った「速さ」は確実にある。正直で穏やかな性格から、チームのエンジニアやメカニックたちの評判も上々だ。今季のレッドブルがメルセデスにどこまで迫れるかは、現時点でまだ判断できないが、状況次第ではアルボンも「隠れたタイトルチャレンジャー」となり得るかもしれない。(川喜田研●翻訳 translation by Kawakita Ken)

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