佐藤琢磨、インディカー11年目の挑戦。マシン変更をチャンスにできるか (7ページ目)

  • 天野雅彦●文 text by Masahiko Jack Amano
  • 松本浩明●写真 photo by Hiroaki Matsumoto

 決勝が3月15日に行なわれる開幕戦のセント・ピーターズバーグは、過去にポールポジションを獲得するなど、琢磨が得意とするストリートコース。

「どのコーナーをどのように走り抜けられるマシンがいいのか、イメージは持っている」

 テストを終えた琢磨はそう言って闘争心を覗かせた。

 2年連続チャンピオンのチーム・ペンスキーは今年も3台を走らせ、そのライバル、チップ・ガナッシ・レーシングも1台増やして3カーチームになる。アンドレッティ・オートスポートは5台をエントリーさせ、1カーチームのひとつとも提携した。

 今年もビッグチームが強力な体制と、それによって得られる豊富なデータ量を武器にシリーズをリードしていくこととなりそうだが、琢磨とRLLは、オフの間の開発と2回のテストで集めたデータの解析、研究により、競争力を高めてシーズンインするつもりだ。


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