2019.11.15

レッドブル・ホンダにビッグチャンス到来!
暑くなれば優勝の可能性も

  • 米家峰起●取材・文 text by Yoneya Mineoki
  • 桜井淳雄●撮影 photo by Sakurai Atsuo(BOOZY.CO)

レッドブルは昨年のような速さをブラジルで見せることができるか 昨年のブラジルGPでマックス・フェルスタッペンは首位を快走し、周回遅れのエステバン・オコン(フォースインディア)に接触するまでは、優勝は間違いない速さを見せつけていた。

 ただし昨年と今年では、レッドブルのマシンは大きく異なる。空力性能ではメルセデスAMGに後れを取り、パワーではメルセデスAMGとフェラーリの2強に追いつけていないのが今年のレッドブルだ。

 チームは好結果を期待しつつも、実際に走ってみるまでは慎重な姿勢を崩さない。

「今年もコンペティティブであることを願っているよ。普通なら(昨年優勝目前だったという)それは今年も勝てることを意味するからね。

 ただ、現時点で今年のレースがどうかを語るのはトリッキーだと思う。まずは走ってみてマシンバランスを合せ込んで、どこをどれだけインプルーブ(改善)できるかを見てみないとね」

 フェルスタッペンがたびたび口にするのが、このマシンバランスだ。

 オーバーステア傾向のレッドブルのマシンは、バランスが完璧に仕上がらなければ、ドライバーが限界まで攻めてパフォーマンスをフルに引き出すことができない。セットアップが決まらなければたちまち速さを失ってしまうのは、シンガポールGP(第15戦)や日本GP(第17戦)の結果を見ても明らかだ。

 逆にセットアップさえ決まれば、今もレッドブルはトップ争いを繰り広げる速さがあるとフェルスタッペンは言う。

「夏休み明け直後を振り返ると、たとえばモンツァ(第14戦)では予想外にコンペティティブだった。だけどエンジンペナルティを消化しなければならなくて、後方からの追い上げを余儀なくされたから5位が最大限だったし、とてもよかったようには見えなかったと思う。