2018.11.23

MotoGP日本人ライダー6名の思いと
来季への決意。「人生を賭ける」

  • 西村章●取材・文 text by Nishimura Akira
  • 竹内秀信●撮影 photo by Takeuchi Hidenobu

 2018年シーズンのMotoGPは、最高峰のMotoGPと中排気量のMoto2、そして若手選手の登竜門的位置づけのMoto3で、合計6名の日本人選手が参戦した。

 MotoGPクラス初年度の中上貴晶(なかがみ・たかあき/LCR Honda IDEMITSU)は、世界最高峰のモンスターマシンとチーム環境に順応しながら、11戦でチャンピオンシップポイントを獲得。最終戦のバレンシアGPでは、自己ベストとなる6位で終えた。

MotoGPクラス初年度を総合20位で終えた中上貴晶「結果だけ見ればいいリザルトだけど、まだ気持ちよくは走れていない。ベストを尽くしたけれども、もうちょっとフィーリングを向上していきたいし、遅い区間もたくさんあったので、6位だからといって手放しでは喜べない。改善の余地はまだいくらもある」と、謙虚に最終戦を振り返った。

「チーム環境やバイクのポテンシャルを考えれば、けっして自分が望んでいたパフォーマンスを発揮できたわけではないし、もうちょっといけたかな、とも思う。シーズン全体の流れも結果も、いい1年とは言えなかったけど、最高峰初年度でたくさんのことを学べました。バイクに見合うように自分のパフォーマンスを上げて、来シーズンに臨みます。

 その結果次第で今後の自分の人生が大きく変わっていく可能性もあるので、人生を賭けるくらいの努力をします。チャンスがあればトップファイブや表彰台も狙いたいけれど、まずは安定してシングルフィニッシュができるようになることを目指します」と、2019年に向けた抱負を述べた。

 来年のホンダ陣営は、ファクトリーのRepsol Honda Teamと中上の所属するLCR Hondaの計4台体制となる。本人の言葉にもあるとおり、2年目のシーズンである以上、中上はさらに高い結果を期待されることになるだろう。

 中排気量のMoto2クラスでは、長島哲太(ながしま・てつた/IDEMITSU Honda Team Asia)が年間総合20位で終えた。シーズン前半は苦戦が続いたが、サマーブレイク明けの後半戦では安定してポイント圏内を走るレースも多く、ベストリザルトは第15戦・タイGPの8位。最終戦は12位でチェッカーを受け、4ポイントを獲得した。