2018.04.20

ホンダ、インディカーでは絶好調。
シボレーとのエンジン競争をリード

  • 天野雅彦●文 text by Masahiko Jack Amano  松本浩明●写真 photo by Hiroaki Matsumoto

 インディカーシリーズ第3戦、トヨタ・グランプリ・オブ・ロングビーチでポールポジション(PP)を獲得したのはホンダエンジンを使うアレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)だった。

 予選2、3位にはシボレーエンジンを使うチーム・ペンスキーのウィル・パワーとシモン・パジェノーが並び、4位スコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)、5位グレアム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)、そして6位ジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)となった。

シリーズ第3戦ロングビーチを圧倒的強さで制したアレクサンダー・ロッシ ファイナルに進んだ6人はホンダ勢3人vsシボレー勢3人で互角。しかし、トップ10で比較するとホンダ7人に対してシボレー3人と、ホンダが優位に立った。時間をかけてユーザーチームのレベルアップを目指してきたホンダの努力が、ようやく実ってきた感がある。

 2012年、シボレーがインディカーに復帰した。その前の6シーズンは全チームにエンジン供給をしていたホンダだが、このとき、有力チームを抱え込んでシボレーに弱小チームを押しつけるようなことはしなかった。その結果、シボレーはペンスキーとアンドレッティ・オートスポートを確保。2014年からはチップ・ガナッシ・レーシングがシボレーに移り、アンドレッティ・オートスポートがホンダに加わった。

 ペンスキー、チップ・ガナッシの”2強”を擁したシボレーが勝ちまくった時期もあった。だが、その間もホンダは比較的小規模なシュミット・ピーターソン・モータースポーツ、レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング、デイル・コイン・レーシングをサポート。そんな彼らがここへきて上位で戦う力を発揮しているのだ。