2018.04.13

佐藤琢磨、テストであんなに
速かったのに…。次戦こそ巻き返せるか

  • 天野雅彦●文 text by Masahiko Jack Amano 松本浩明●写真 photo by Hiroaki Matsumoto

 インディカーシリーズ第2戦のフェニックスで、佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング=RLL)は11位に終わった。しぶとく戦ったとも言えるが、期待を胸にRLLへと移籍した琢磨がイメージしていたのは、開幕から優勝争いを続ける自分たちの姿だったはずだ。

「開幕戦が12位で今回が11位。しぶとさっていうのは6位ぐらいのゴールで言いたい。11位、12位じゃ何も誇れない。合同テストがよかったから、フェニックスには本当に期待していたけど......」と、悔しがった。

第2戦フェニックスでは11位。渋い表情の佐藤琢磨 シーズン開幕前にフェニックスで行なわれた合同テストで、琢磨は最速を記録していた。そのテストで2日間も走り込んだため、フェニックスでのレースは短い2デーイベントとなり、予選前には1時間のプラクティスが1回しか用意されない。そこでの琢磨の順位は23台出場中の18番手。チームメイトのグレアム・レイホールも17番手と、揃って下位に低迷、彼らのマシンセッティングに問題があることが明らかとなった。

「テストがよかった僕らは、あまり大きくセッティングを変えたくなかったし、変えることができなかった」と、琢磨はチームを擁護する。ただ、暑くなることは十分承知していたとはいえ、RLLが用意していた対応策は不十分だった。

「涼しいコンディションで速かった僕らが、暑さのなかでは遅かった。それはセッティングが硬すぎたということだと思う。でも、単純にスプリングやダンパーを柔らかくするという対策で改善できるわけじゃない。そうすると安定感などに悪影響が出てしまうから」(琢磨)