2017.07.13

スーパーフォーミュラで激走の新人、
ローゼンクヴィストって何者だ?

  • 吉田知弘●取材・文 text by Yoshita Tomohiro
  • 吉田成信●撮影 photo by Yoshida Shigenobu

 開幕前のテストはスケジュールの都合で参加できない日もあり、走り込み不足が影響したのか初戦の鈴鹿では11位と苦戦した。しかし、第2戦の岡山では本来の実力を徐々に発揮し、土曜日のRace1ではファステストラップを記録。さらに日曜日のRace2では、15番手から11台抜きを演じて4位でフィニッシュしている。特にそのレース終盤では、2011年王者のアンドレ・ロッテラー(ドイツ/VANTELIN TEAM TOM'S)を最後まで追い回すなど、アグレッシブな走りを見せていた。

 そして今回の富士で、予選こそ10番手と上位に食い込めなかったものの、スタートでポジションを上げると、またもファンや関係者の印象に残るレースを披露する。上位集団の背後についてチャンスをうかがい、10周過ぎからライバルが早めのピットインで給油やタイヤ交換を済ませるなか、ローゼンクヴィストはレース後半まで周回を重ねてからピットストップを行なう作戦に出た。

 ライバルのピットインで前がクリアになったローゼンクヴィストは、自分のペースで無理なく周回していった。そして36周目、2番手まで順位を上げたところでピットイン。給油とリアタイヤ2本を交換してピットアウトすると、序盤にローゼンクヴィストの前方を走っていたライバルたちを逆転し、そのまま2位のポジションを手に入れることに成功した。