現状はザウバーのちょっと上。開幕戦ではっきりしたF1ホンダの戦闘力 (7ページ目)

  • 米家峰起●取材・文 text by Yoneya Mineoki

「開発者としては開発の方向性は定まっているので、粛々(しゅくしゅく)とそれを進めていくしかありません。しかし、このスポーツを戦っている身として、それだからいいでしょとは思えない。やっぱり(負けて悔しい、勝ちたいという)感情的なものを抜きにしては語れないので、こんなんじゃ話にならないよっていう気持ちのほうがはるかに大きいです」

 ただ、今の自分たちに必要なのは、保身でもなく政治抗争でもなく、結果で示すことだけだ。

「チームがどうとか、悪者にされているとかなんて関係なくて、自分たちが一番悔しいし、自分たちが足りていないことは一番よくわかっています。逆に、この状況でよくこれだけ(一体となって戦うパートナーとして)サポートしてくれるなと思います。ですから、あとは我々が結果で応えるだけだと思っています」

 自分たちが進むべき道は、マクラーレンとホンダがともに全力で改善に取り組むこと。それを、マクラーレンの側もホンダの側も、双方が改めて認識した。

 現実を改めて突きつけられ、受け容れ、そのことをチーム全体として理解し、改めて結束を深めた。そんな2017年の開幕戦オーストラリアGPだった。

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