「今年もダメ」説に反論。
テストでF1ホンダに起きたトラブルの真相 (7ページ目)
最初のつまずきはあったが、我々が「2015年の二の舞か」と懸念するような状況ではないようだ。
「ちょっとつまずいてしまって、ちょっと転んじゃったし、ひざくらいは擦りむいたかもしれないけど、大ケガはしていないという感じです。大ケガしたなんて全然思ってないですよ。2日目で何かあったからといっても、どうってことはないと思っています。つまずいたという事実は残念ですし、走れなかったことは申し訳ないですけど、これが今シーズンを左右するみたいなことはまったくないですから。それよりもこれからセッティングを進めていったときに、競争力がどうなのかということのほうが重要です」
そう語る長谷川総責任者の表情が今ひとつ晴れやかでないのも、マクラーレン・ホンダのスタッフたちの間にどこか活気がないのも、タイムシートの下位に留まっているからだ。心に重くのしかかっているのはトラブルなのか、パフォーマンス不足なのかと問うと、長谷川総責任者は当然とばかりに言った。
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