第100回インディ500予選はホンダ勢優勢。佐藤琢磨も闘志「満タン」 (3ページ目)

  • 天野雅彦●文 text by Masahiko Jack Amano   松本浩明●写真 photo by Hiroaki Matsumoto

 その上、シボレー勢には予選2位のジョセフ・ニューガーデン(エド・カーペンター・レーシング)、2014年シリーズチャンピオンのウィル・パワー(チーム・ペンスキー)=予選6位、今シーズン3勝でポイントリーダーのシモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)=予選8位、エド・カーペンター(エド・カーペンター・レーシング)=予選20位など、強力なドライバーたちがいる。これだけ多くのドライバーに優勝のチャンスがあるのだから、第100回インディ500はすさまじいバトルとなるだろう。

 アメリカという国は歴史が短いが、インディ500は世界で一番長い歴史を誇っている。アメリカ人はこのレースを大きな誇りとしており、「一生に一度は生でレースを見たい」と考える人は多い。

 第100回目の今年、そんな人たちが続々と5月末のインディアポリスに出かけることを決意したのだろう、指定席チケットは前売りで売り切れた。インディアナポリス・モーター・スピードウェイは世界最大規模で、指定席だけでも25万席近くあるというのに、だ。レースの週末はインディアナポリスとその周辺のホテルは満室。スピードウェイ横のキャンプ場のスペースも事前販売分は完売! この分だとレースの朝の渋滞がひどいものになるのは間違いない。

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