F1最年少優勝を自ら引き寄せた
フェルスタッペン「18歳の冷静力」 (6ページ目)
フェルスタッペンは冷静なドライビングで66周を走り切った 努力でレッドブル移籍を勝ち獲り、メルセデスAMGの同士討ちという幸運に恵まれ、彼はチャンスが目の前に転がり込んでくる場所にいた。そして、そのチャンスをしっかりと掴み獲る実力があった。
「残り10周になっても、コース脇の電光掲示板の一番上に自分の名前があった。それが気になってしまって、自分自身に、『そんなの見てないで、タイヤマネージメントにもっと集中しろ!』って言い聞かせていたんだ」
勝利の女神は、気まぐれに彼に微笑みかけたのではなく、彼自身が自らの力で微笑ませてみせたのだ――。
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