2012.10.05

【F1】小林可夢偉、母国GPへの思い。「表彰台に乗って当然」

  • 米家峰起●取材・文 text by Yoneya Mineoki
  • 桜井淳雄●撮影 photo by Sakurai Atsuo(BOOZY.CO)

地元開催の鈴鹿で表彰台を狙う小林可夢偉「鈴鹿では、うまくいけば本当に勝てるくらいのクルマかもしれない」

 今週、日曜日に決勝の日本GPに向けて、小林可夢偉は自信を持っている。

 シンガポールGPでは、マシンがコースに合わずに大苦戦を強いられたが、鈴鹿はザウバーC31に合ったコース。同じような特性を持ったイギリスGPのシルバーストンやスペインGPのバルセロナ、ベルギーGPのスパ・フランコルシャンで好調だったことが、その自信の裏付けとなっている。

 さらに、チームは当初からこの鈴鹿に向けてマシンのアップデートを計画してきた。年間8基しか使えないエンジンも、ここ鈴鹿で最後の新品を投入する。

 シンガポールでは、バンピーな路面のせいでマシン挙動が不安定になり、本来の空力性能が発揮できなかった。同じように大苦戦したハンガリーと同じ症状だが、路面がスムーズな鈴鹿ではこの問題は発生しない。

「シンガポールは最高の元気づけになるレースになりましたね(苦笑)。あまりにもフラストレーションが溜まるどころか、最後の花火に感動しましたよ。このモヤモヤを鈴鹿で爆発させられるように、気合い入れてやっていきたいなと思います。鈴鹿は今年の残りのレースの中でも僕らのクルマに一番合うと思うんで、あそこでなんとか結果を残したいなと思います」

 スパで予選2位に入ったのと同じように、鈴鹿でもそのくらいの速さはあるはず。シルバーストンも、予選では雨に翻弄されたが、フリー走行では上位につけていた。バルセロナでも、Q3でのトラブルがなければ予選トップ3から表彰台争いを演じていたはずだ。