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【ウマ娘】では甘やかし上手 生涯3つのGⅠタイトルを獲得し「天才ジョッキー」の礎を築いたスーパークリーク (2ページ目)

  • 河合力●文 text by Chikara Kawai

 さらにそれからおよそ1年後、スーパークリークは2度目のGⅠタイトルを獲得する。

 舞台は、1989年のGⅠ天皇賞・秋(東京・芝2000m)。2番人気に推された同馬は、スタートから先行すると、直線で1番人気のオグリキャップ(2着)、3番人気のメジロアルダン(3着)との叩き合いを制して勝利。菊花賞で見せたスタミナだけでなく、2000mで勝てるほどのスピードを保持していることも証明した。

 以降、オグリキャップら名うてのライバルたちとともに一時代を築いていくスーパークリークは、翌春に3つ目のGⅠ制覇を果たす。同馬が最も力を発揮できる長距離戦、GⅠ天皇賞・春(京都・芝3200m)だ。

 この日も"相棒"の武豊騎手を背にしたスーパークリークは、単勝1.5倍と圧倒的な1番人気に推された。スタート直後は行き脚がつかず、やや置かれてしまうが、武豊騎手がすぐさま外に出して進出。スタートから1000mほどの時点では、4番手の好位につけた。

 その後は、その位置でリズムよく追走。3コーナーあたりから全体のピッチが上がり始めると、スーパークリークも再び外から進出し、4コーナーで先団に並びかけていった。

 4~5頭が横並びとなった最後の直線。スーパークリークは外から抜け出しを図る。懸命に追う武豊騎手。直線半ばで先頭に立ったが、その外から2番人気のイナリワンが猛追してきた。同馬もGⅠ3勝の強者だ。

 2頭の一騎打ちとなったレース終盤。追うイナリワン。譲らぬスーパークリーク。見応えのある熾烈な争いは、最後まで脚色が衰えなかったスーパークリークが先着。イナリワンに半馬身差をつけて、春の盾を手にした。

 生涯に獲得したGⅠタイトルは3つ。そのすべてを気鋭のジョッキー・武豊騎手とのコンビで勝ち取った。ある意味で"天才ジョッキー"の礎を築いた存在――それが、スーパークリークである。

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