【競馬予想】ダービー組が強い神戸新聞杯 高配当の使者は持久力を秘めた別路線組の2頭 (2ページ目)
神戸新聞杯での一発が期待されるボンドロア photo by Sankei Visualこの記事に関連する写真を見る「前走で1勝クラスの北辰特別(8月31日/札幌・芝2600m)に出走。その勝ちっぷりが優秀でした。
それまでは"逃げてこそ"の戦績でしたが、前走では好位からメンバー最速の上がりを繰り出して、後続に3馬身差をつける圧勝。管理する松永幹夫調教師も、『(前走では)折り合うこともできたし、(神戸新聞杯でも)あの競馬ができれば......。阪神でも勝っていますし、長い距離はいいですね』と好感触を得ています。
鞍上は、松永幹調教師と同期の横山典弘騎手。先週のGIIセントライト記念(9月15日/中山・芝2200m)でも、その"同期コンビ"のヤマニンブークリエが8番人気で2着と奮闘しています。
確たる逃げ馬が不在でハナを切る選択肢もあると思いますし、後方で有力どころがけん制し合うなか、臨機応変に立ち回れるのは強みでしょう」
太田記者はもう1頭、気になる馬がいるという。ボンドロアと同じ松永幹厩舎のデルアヴァー(牡3歳)だ。
「前走のGII京都新聞杯(5月10日/京都・芝2200m)では3着に敗れて、ダービーへ駒を進めることができませんでしたが、春初戦から中3週、中2週とレース間隔が詰まっていたのが響いたかもしれません。
同レースで(デルアヴァーと)半馬身差の2着だったエムズがダービーで7着と健闘。ダービー組にも劣らない素質は示した、と言えます。そこから休養を挟んで挑む今回、松永幹調教師も『成長を感じますし、リフレッシュした効果もあると思います』と手応えを口にしていました。
母はダート2500mの地方交流重賞の名古屋グランプリ(名古屋)を連覇しているアムールブリエ。血統面からも持久力に不安はありません。折り合って持ち前の末脚を発揮するにも、阪神・芝2400mの舞台は合うと思います」
本番の菊花賞を占ううえでも見逃すことができない注目のトライアル戦。ダービー組以外の伏兵候補が激走を果たすのか、必見である。
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