【競馬予想】ヴィクトリアマイルも「荒れる」 穴党記者が推奨する、とっておきの2頭 (3ページ目)
小田記者が注目するもう1頭は、前走のGIII愛知杯(3月23日/中京・芝1400m)を10番人気で勝ったワイドラトゥール(牝4歳)だ。
ヴィクトリアマイルでの一発が期待されるワイドラトゥール photo by Sankei Visualこの記事に関連する写真を見る「1400m戦を得意にしているという点では、昨年の覇者テンハッピーローズと似ています。東京コースは今回が初めてですが、中京の前走と、2歳時の新潟での新馬戦を勝っていて、左回りがマイナスになるとは思いません。今年のメンバー構成を見ても、飛ばしていく存在はいないので、スタミナを問われる心配もないでしょう。
昨年の桜花賞(6着)では、勝ったステレンボッシュ(牝4歳)とはコンマ3秒差、2着アスコリピチェーノ(牝4歳)とはコンマ2秒差。今回、上位人気が予想される面々と差のないレースを見せており、逆転不可能というほどの底力の差も感じません。
その桜花賞で記録した上がり33秒5がこれまでの最速の上がり。展開次第ではもっと速い上がりが必要になるかもしれませんが、まだまだ成長段階で伸びしろはあります。
心配なのは、過去10年で勝ち馬がいない"前走1着"という点だけ。ともあれ、今年から新装した愛知杯組がクローズアップされることはないでしょうから、馬券的な妙味は十分。勝てずとも、2、3着に飛び込んでくれば、好配当が大いに期待できます」
NHKマイルCに続いて、ヴィクトリアマイルも波乱の決着となるのか。そのときは、ここに挙げた2頭がオイシイ配当をもたらしてくれるかもしれない。
フォトギャラリーを見る
3 / 3