【競馬予想】日経新春杯、タフな持久力勝負が見込まれる一戦にあって不気味な「関東馬」 (2ページ目)
――そうした状況にあって、上位人気が予想される馬たちについて、それぞれの評価をお聞かせください。
大西 明け4歳馬組では、川田将雅騎手が騎乗するヴェローチェエラ(牡4歳)は、これまでのキャリアすべてのレースにおいて、メンバー最速か2位の上がりをマーク。末脚の鋭さが光ります。ただ、タフな馬場やハイペースの経験が乏しく、今回はそれらの適性が問われる試金石となる一戦です。
ショウナンラプンタ(牡4歳)は持久力勝負に強く、舞台適性が高い1頭です。特に左回りでは、GII青葉賞(2着。4月27日/東京・芝2400m)や、GII神戸新聞杯(3着。9月22日/中京・芝2200m)で好走歴があり、この条件に合致しています。
メイショウタバル(牡4歳)は、この舞台で行なわれた神戸新聞杯での逃げ切り勝ちが印象的。力の要る馬場における適性も、これまでの戦績で証明されています。ですが、今回は同型馬が多いため、自分のペースで走れるかどうかがカギとなります。
古馬勢では、牝馬のホールネス(牝5歳)が中京コース2戦2勝。タフな馬場やハイペースでの勝利経験もあり、この舞台での適性はピカイチです。古馬牡馬との力関係がどうかですが、この馬の好走確率は高いと見ています。
――一方、伏兵的な存在として気になる馬はいますか。
大西 関東馬のキングズパレス(牡6歳)です。左回りを得意とするこの馬にとって、中京開催へのコース替わりは好都合ですね。
日経新春杯での一発が期待されるキングズパレス photo by Sankei Visualこの記事に関連する写真を見る
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