検索

【競馬予想】秋華賞で「3強」を出し抜く馬はいるか? 穴党記者が密かに期待する伏兵2頭 (3ページ目)

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu

 奥田記者が注目するもう1頭は、ランスオブクイーン(牝3歳)だ。

「今年の1月デビューから初勝利までに4戦を要しましたが、未勝利勝ちから挑戦したオークスで5着。14番人気の低評価を覆し、ハイペースの流れを前々で運んで粘り込む内容は評価できる走りでした。

 その後は、休養を挟んで自己条件の1勝クラス(8月4日/新潟・芝2200m)を勝利。前走の2勝クラス・夕月特別(9月22日/中京・芝2000m)では1番人気に推されましたが、タイム差なしの3着に敗れています。

 そうした状況を踏まえて、管理する奥村豊調教師は『オークスや前走を見ても、よくも悪くも相手なりのタイプなんだと思います』と、同馬について分析。好走のポイントには展開面などを挙げ、『今回はオークスとは舞台がガラッと変わるので、ペースも速くなるでしょうし、時計勝負になると分が悪いと見ています。それでも、状態は変わりなくきています。立ち回りはうまくできると思うので、オークスのような競馬できれば、ですかね』と話していました。

 前走の結果から人気はそこまで上がらないでしょうが、相手なりに走れる強みを生かせれば、GIでも面白い存在になるのではないか、と思っています」

 人気では「3強」が抜けた存在になるだろうが、京都の小回りコースでは何が起こるかわからない。好位につけてスムーズな競馬をした馬が「3強」を出し抜いてもおかしくない。それが、ここに挙げた2頭である可能性も十分にある。

フォトギャラリーを見る

3 / 3

関連記事

キーワード

このページのトップに戻る