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競馬・新潟記念は今年も荒れる!? 人気馬の陰に隠れた2頭の素質馬が高配当を運んでくる (3ページ目)

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu

 藤田記者が注目するもう1頭は、セレシオン(牡5歳)だ。

「筋の通った血統で、デビュー2連勝を飾った好素材。気性面や脚部不安で出世は遅れましたが、ここにきて軌道に乗ってきた印象です。集中力が出てきたことで、より長くいい脚を使えるようになっています。

 舞台となる新潟も、4戦2勝、2着1回、3着1回と好相性。前走のオープン特別・関越S(7月27日/新潟・芝1800m)は3着に敗れましたが、開幕週のレースで出遅れたうえ、外を回らされてのもの。最後は勝ち馬とコンマ1秒差まで追い上げ、内容的には中身の濃い競馬を見せたと思います。

 結果的に、その敗戦で斤量は前走より1kg軽い56kg。ハンデ的には"恵まれた"と言っていいでしょう。鞍上の荻野極騎手も手の内に入れてきた感があり、発馬さえ五分に出られれば、重賞でも勝ち負けできると見ています。

 それに、同馬を管理する友道康夫厩舎は、新潟記念4勝、同じ条件のGIII新潟大賞典も2勝と、新潟を"庭"にしています。直近2年も、人気薄のユーキャンスマイルを送り出して連続2着。2頭出しの今回、人気はレッドラディエンスでしょうが、馬券的な狙い目はこちら、と踏んでいます」

 いよいよ終わりを告げる夏競馬。最後に大きな花火を打ち上げるのは、どの馬か。ここに名前が挙がった2頭であってもおかしくない。

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