400万馬券再び!? 傾向なきエプソムCは「逃げ」「差し」両構えで高配当狙いが吉 (2ページ目)
エプソムCでの大駆けが期待されるルージュリナージュ photo by Sankei Visualこの記事に関連する写真を見る この中間は調教で目立つ時計を出していませんが、前走を使って体ができていることもあって、無理をする必要がない状況。上積み自体は十分にあると思います。
全4勝のうち、3勝は直線が長い東京コース。芝1800m戦でも3勝を挙げており、今回の条件はぴったりです。
4走前のGIIIターコイズS(12月16日/中山・芝1600m)、2走前のGIII中山牝馬S(3月9日/中山・芝1800m)では、11着、13着と惨敗を喫していますが、不向きな中山コースだったことを思えば、度外視していいと思います。差し決着となれば、確実に台頭する1頭だと期待しています」
坂本記者がピックアップしたもう1頭は、ルージュリナージュとは真逆のタイプだ。
「セルバーク(牡5歳)を抜擢。前が残る馬場となった場合に狙ってみたい1頭です。
本来は積極策が身上の馬ですが、前走のGIII新潟大賞典(5月5日/新潟・芝2000m)ではスタートで躓いて、後手を踏んでしまったことが響きました。3コーナーまでに2番手まで盛り返しましたが、そこまでに脚を使わされた分、さすがに直線では失速。12着という結果は仕方がないもので、内容的には参考外としていいレースです。
2走前のGIII小倉大賞典(2月18日/小倉・芝1800m)では、逃げ粘って3着。その内容と結果から、まだまだ見限れない存在です。
この中間も、2週前、1週前と栗東CWコースでの追い切りで意欲的に攻められており、体調面に不安はなさそう。やや重馬場で2勝していて、道悪も苦にしないのはプラス材料です。
展開的には、同型のシルトホルン(牡4歳)との兼ね合いになりますが、出たなりにすんなりと隊列は決まって、激しくやり合うことはないと見ています。そのまま自分のリズムでいければ、ガラリ一変があっても......」
春の東京開催における平地レースのラスト重賞。今年のレースで波乱の使者となるのはどの馬か。ここに挙げた2頭であっても不思議ではない。
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