人気割れのフェブラリーSは高配当が飛び出す予感...穴党記者が推すのは一芸に秀でた2頭 (3ページ目)

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu

 松田記者が注目するもう1頭は、明け4歳の上がり馬だ。

「当初除外対象でしたが、賞金上位馬が次々に回避したことによって、出走のチャンスを得たオメガギネス(牡4歳)です。全5戦のキャリアはメンバー最少。完成度の低さは陣営も認めるところですが、スケール感はGIでも見劣らないものがあります。

 2走前に今回と同じ舞台のリステッド競走・グリーンチャンネルC(10月9日/東京・ダート1600m)を完勝。不良馬場だったとはいえ、開催最速タイムをマークしました。好位追走から上がり最速の脚を使えるのですから、その潜在能力は本物です。

 前走のGII東海S(2着。1月21日/京都・ダート1800m)出走は、グリーンチャンネルCを使ったあとの反動を考慮してのローテ変更(当初は武蔵野Sを予定)。今回はそこから中3週となりますが、軽快な動きを見せています。

 除外の可能性がありながらこの馬を選択したクリストフ・ルメール騎手も、最終追い切りのあと、上々の評価を与えています。あっと驚くシーンがあってもおかしくないでしょう」

 今年最初のGIレース。混戦を断つのは、ここに挙げた2頭か。いずれにしても、どの馬にもチャンスがあり、オイシイ配当をもたらしてくれる一戦であることは間違いない。

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