竹俣紅アナが選ぶ「2023年GIベスト3」 フェブラリーSの前哨戦、根岸Sの注目馬も聞いた
この記事に関連する写真を見る竹俣 紅連載:『紅色の左馬』第11回
スポルティーバとフジテレビの競馬中継番組『みんなのKEIBA』とのコラボ企画、竹俣紅アナウンサーの連載『紅色の左馬』。年明け一発目の今回は、新年の抱負を伺いつつ、竹俣アナにとっての「2023年GIレース・ベスト3」を選出してもらった――。
この記事に関連する写真を見る 4月から『みんなのKEIBA』のMCを務めることになった昨年は、私にとって初めて競馬に触れた年。少しずつ競馬を知ることで、その楽しさにどんどんのめり込んでいったので、MC2年目を迎える今年はもっと競馬を勉強して、さらに楽しめる部分を増やしたいなと思っています。
そして、私の2024年の目標は「馬体や歩様、追い切りを見る目を養いたい!」。足の関節の曲がり方やお尻の形、歩き方などを見て、もっと馬の状態がわかるようになりたいのです。
というのも、今の私の予想のままでは、前走までの(過去の)情報でしか判断できません。でも、最新のフォトパドックや追い切りの映像を見て、その善し悪しがわかれば、前走からの成長や変化も予想に加えることができますからね。
難しいとは知りつつも頑張ってみたいので、もしいい勉強法をご存知の方がいたら、ぜひ教えてください。
さて、今回は2023年のGIレースを振り返って、個人的な「ベスト3」を選んでみたいと思います。
まず第3位は、菊花賞。勝ったドゥレッツァとクリストフ・ルメール騎手との息の合った走りが忘れられないレースです。
レース後に聞いた話によれば、ルメール騎手は返し馬の段階で「ドゥレッツァが元気そうだから前に行こう」と決断されたとのこと。競馬を見始めた頃の私は、返し馬というのはレース前のお披露目の時間なのかと思っていたのですが、そうではないんですよね。あの時間がいかに重要なのかを、あらためて知ることができたレースでもありました。
ルメール騎手の"神騎乗"が印象的だった2023年。2024年も、目が離せません。
続いて第2位は、有馬記念です。
事前にいろんな人たちから、「有馬記念はドラマが起きるレースだ」とは聞いていましたが、だからといって、これほど劇的なレースになるとは、正直想像していませんでした。
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