高田秋が悩むジャパンC 狙うのはイクイノックスではなく「フレッシュな馬」 (3ページ目)

  • 河合 力●取材・文 text by Kawai Chikara
  • 田中 亘●撮影 photo by Tanaka Wataru

【今回100に上げてくる馬は...】

 問題はイクイノックスリバティアイランドの扱いですよね。人気はイクイノックスが上になりそうですが、私は3歳牝馬リバティアイランドを推したいと思っています。

 というのも、イクイノックスは前走の天皇賞・秋に比べて状態が落ちる可能性がありそう。追い切りでは十分な動きを見せていますが、あれだけのレコードタイムで走ったあとですから、何かしらの消耗がないか不安です。

 しかも、前走から中3週で走るのはこの馬にとって初めて。一番短いスパンでの連戦です。いろいろふまえると、前走のイクイノックスが100だと仮定した時、今回は80くらいの状態になるのではないでしょうか。

 それに対して、リバティアイランドも秋華賞からの連戦ですが、間隔は中5週と開いています。しかもその秋華賞は文字どおりの楽勝で、大きな消耗があるとは思えません。陣営も本当の目標はこちらのジャパンカップだったのではないでしょうか。

 だとすると、これも私の個人的な感覚ですが、秋華賞の状態は70くらいで、今回100に上げてくるのかな、と。そんなふうに見ています。

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