竹俣紅アナが「新たな武器」を手に入れて、秋のGIシリーズの本命予想に手応えあり!? (2ページ目)
そこで、予想に新しい要素を取り入れてみようと思い立ち、出走予定馬の特徴(どんなラップタイムのレースだと勝てているかとか、馬群を割ってくるのが得意とか)も調べて、ペースがどうなりそうか、それぞれの馬がどの位置につけそうかなど、レース展開の予想を加えてみることにしました。
すると早速、ローズSのマスクトディーヴァやマラキナイア、オールカマーのローシャムパークやゼッフィーロを的中させることができ、手応えは十分。これはいけそうだと思い、「いざ、スプリンターズS!」となりました。
過去のレース映像を見直し、出走各馬がどんな位置取りをしていて、結果的にどんな着順になったのか。それを図にして、自分なりに分析した結果、スプリンターズSでは外を回すと厳しく、内からうまく伸びてくる馬がいいとわかりました。
1番人気のナムラクレアは1枠1番。内から抜け出すには絶好の枠に入ったように思えますが、ナムラクレアの過去のレースを振り返ってみたところ、同馬は好位につけて外から差してくることが多い馬。昨年のレースでも外を回して、5着に終わりました。
「もしかして、内から馬群を割って抜け出してくるのが苦手なのかも?」「となると、内枠が不利に働く?」「だとすれば、人気のナムラクレアに代わって、最後の直線で多少ごちゃつく展開になっても内から抜け出してきそうな馬を狙ったほうがいい?」
そんなことを思って、私が本命に選んだのはオールアットワンス。前走のアイビスサマーダッシュでの力強い抜け出しがこのレースでも生きそうかなと思い、中山コースの勝利経験もあったので「一発あるかも!」と思ったからなのですが......結果は13着と、私の予想は大きく外れてしまいました。
スタジオの有識者の先生方によると、オールアットワンスは長期休養を経てすごく成長が見られるものの、走法が千直に合っている馬で、中山のようなコースだと適性が下がってしまうとのこと。走法というものを考えたことがなかったので、またひとつ勉強になりました。
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