七夕賞はハンデに恵まれた実力馬2頭の激走に注意 高額配当が飛び出すか

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Yasuo Ito/AFLO

七夕賞での大駆けが期待されるガロアクリーク七夕賞での大駆けが期待されるガロアクリークこの記事に関連する写真を見る「1頭目は、ガロアクリーク(牡6歳)です。およそ1年の長期休養明けで臨んだ前走、GIIIエプソムC(6月11日/東京・芝1800m)は10着でしたが、しっかりと好位で流れに乗って、勝ち馬とはコンマ7秒差と上々の内容でした。

 もともと右回りで結果を残している馬。3歳春にはGIIスプリングS(中山・芝1800m)でヴェルトライゼンデを破り、GI皐月賞(中山・芝2000m)ではコントレイル、サリオスに次ぐ3着と好走しました。

 ここでは、能力的に上位。ハンデは57kgですが、昨年のエプソムCで僅差の2着に入ったことと、今年のエプソムCの内容からして、他のハンデ上位馬と比較しても、恵まれたハンデに思えます」

 木南記者が注目するもう1頭は、ハンデ54kgのククナ(牝5歳)だ。

「ガロアクリークと同じく、ククナも3歳時にはクラシックで奮闘してきた馬。GI桜花賞(阪神・芝1600m)はソダシにコンマ7秒差の6着、GIオークス(東京・芝2400m)ではユーバーレーベンにコンマ5秒差の7着と善戦しました。

 その後、3歳秋の復帰戦で2勝クラスはあっさりクリアしたものの、以降は惜敗続き。今年2月にようやく3勝クラスの早春S(2月4日/東京・芝2400m)を勝って、オープン入りを果たしました。3勝クラスのハンデ戦では、55kg~56kgを背負ってきた馬ですから、今回の54kgはかなり有利に見えます。

 今年に入って、2400m戦、2600m戦を使われてきましたが、今回は2勝クラスを勝った時と同じ2000m戦。この馬のレースぶりを見る限り、距離短縮はプラスに働くと思います。また、鞍上の石川裕紀人騎手とは初コンビとなりますが、先入観なく乗れるジョッキーというのもいい影響を与えるのではないでしょうか」

 前走のオープン特別・大阪-ハンブルクC(4月8日/阪神・芝2600m)では1番人気に推されながら6着に敗れたが、距離短縮によって巻き返す可能性は大いにある。牝馬同士のGIIIマーメイドS(6月18日/阪神・芝2000m)ではなく、あえて牡馬混合のこちらに駒を進めてきた点からも勝負気配を感じる。

 3歳時にはトップレベルの馬たちとしのぎを削ってきたガロアクリークとククナ。今年の波乱の使者はこの2頭が務めるのか。必見である。

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