CBC賞は差し・追い込み馬が台頭 穴党記者は雨にも強い伏兵2頭に白羽の矢 (2ページ目)
そこで、大野記者は"決め手勝負"になった際での激走候補を2頭、ピックアップした。
「まず、実績ほどの人気にはなりそうにないトゥラヴェスーラ(牡8歳)に食指が動きます。脚質的に(レースの展開が)ハマるか、ハマらないか。この馬はそれだけ。
とはいえ、2走前の高松宮記念では不良馬場のなか、8歳馬ながら最内を突いて3着と奮闘。13番人気と低評価でしたが、見事な激走を披露しました。
前走のGII京王杯スプリングC(5月13日/東京・芝1400m)では12着と不発に終わりましたが、中団の最内で運んだ結果、直線で前がまったく開かなかったことが響きました。追えるシーンはほとんどなく、度外視していいと思います」
CBC賞での一発が期待されるトゥラヴェスーラこの記事に関連する写真を見る 重賞勝ちはないものの、今回と同じ舞台で行なわれる高松宮記念では4着(2021年)、4着(2022年)、3着(2023年)と、毎年好走しているトゥラヴェスーラ。好相性の舞台に戻っての躍進があっても不思議はない。
「前走後は短期放牧でリフレッシュ。今週、栗東の坂路コースでの追い切りでは、沈み込むフットワークでしっかりと駆け上がってきました。
『いい動きだったし、終(しま)いでグッときていましたね。年齢をまったく感じさせません』と、管理する高橋康之調教師も好感触を得ていました。タイプ的に混戦であればあるほど、末脚の破壊力は大きな武器になります。
今週は、週末の天候が崩れそう。荒れた馬場でもまったく苦にしませんし、一発の魅力を感じます」
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