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高田秋はNHKマイルCで「連覇・連勝」を狙う! 荒れるGⅠで注目する4頭は? (2ページ目)

  • 河合 力●取材・文 text by Kawai Chikara
  • 田中 亘●撮影 photo by Tanaka Wataru

●昨年の勝ち馬との共通点に着目

 まず目が行くのは、ダノンタッチダウン(牡3歳)ですね。デビュー戦を勝ったあと、GⅡデイリー杯2歳S、そしてGⅠ朝日杯フューチュリティSと連続で2着に入りました。実力があるのは間違いありません。

 前走のGⅠ皐月賞は18着と大きく敗れ、勝ち馬から5秒以上遅れてしまいました。ただしこの負けは、距離が長かったこと、タフな重馬場を先行したことによるもので、度外視していいと思います。今回の条件に戻れば十分見直せるかなと。

 しかも、昨年勝ったダノンスコーピオンと馬主も騎手も厩舎も一緒。そう考えると、やっぱり応援したくなりますね。

 ただし、皐月賞後のダメージや疲労は気になりますよね。直前の調教なども見ながら、最後に決めたいと思います。

●名手が騎乗で「勝ち負けも」

 次に挙げたいのはカルロヴェローチェ(牡3歳)ですね。前々走の1勝クラス・白梅賞は逃げて2馬身半差の快勝。そして前走のGⅢファルコンSでは、掛かり気味ながらも4番手に控える競馬を選択しました。

 直線ではなかなか進路が開かず苦しい競馬になりましたが、スペースができてからはすごい伸び。勝ったタマモブラックタイを一気に追い詰めて、ハナ差の2着となりました。

 負けはしたものの強さを見せた一戦でしたし、むしろ次が楽しみになる内容だったと思います。

 折り合いが難しそうな馬ですが、その点で楽しみなのは今回コンビを組むダミアン・レーン騎手。先週は勝ち星を量産していましたし、天皇賞・春のシルヴァーソニック(3着)の騎乗を見ていてもさすがだなと。

 道中はうまく折り合いをつけて、いい形で直線を迎えれば......。勝ち負けもあるのではないでしょうか。

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