ディープインパクトのラストクロップ、ライトクオンタムは父譲りの末脚で世代の頂点に立てるか

  • 河合力●文 text by Kawai Chikara
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

「初戦は逃げる形になりましたが、あれは他馬とのスピードの違いでハナにいっただけでしょう。シンザン記念のように、末脚を生かす競馬がベストだと思います。トレセンでは追い切りのあとも常に落ち着いていますし、ドシッとしていますね。その姿から、大物の雰囲気がじわじわと伝わってきます」

 過去2戦では、異なるレースぶりで高いパフォーマンスを見せつけたが、いまだ成長過程の最中。まだまだ伸びる余地は多分にあるという。トラックマンが続ける。

「レースにいくと体重を減らしてしまうようで、シンザン記念の時も厩舎では440kgほどだったのが、レース前には428kgになっていました。その他、ハミの取り方など、課題や修正すべき点は多いそうです。

 その点、シンザン記念で賞金を確保できたことで、今後はゆとりあるローテーションを組めるのは大きいと思います。時間をかけて課題克服を図り、さらなる成長をうながすことができますから。春には、一段とスケールアップしたライトクオンタムを見られるのではないでしょうか」

 ディープインパクトのラストクロップとして注目を集めるなか、見事に重賞タイトルを手にしたライトクオンタム。偉大なる父から譲り受けた才能は、春の大舞台で満開の花を咲かせることができるのか、期待が膨らむ。

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