みやこSは「休み明けの馬は勝てない」。穴党記者はひと叩きした伏兵2頭の一変に期待 (2ページ目)
みやこSでの巻き返しが期待されるブリッツファングこの記事に関連する写真を見る とはいえ、今春には地方交流重賞の兵庫チャンピオンシップ(5月4日/園田・ダート1870m)を圧勝。続く地方交流重賞のジャパンダートダービー(7月13日/大井・ダート2000m)でも、ハイペースのなかで4角先頭からコンマ2秒差の3着に踏ん張った実力馬です。巻き返しは十分に見込めます。
今回は休み明けをひと叩きされて、陣営によれば『攻め馬の感じはいい頃と同じ』(大久保龍志厩舎・山口健寿調教助手)とのこと。また、追い切り後には池添謙一騎手が、『めちゃ動きがよくて、いい時の反応の速さ。フットワークもすごくよかったです』とかなりの好感触で、状態には不安がありません。距離短縮も、コース替わりも歓迎。前走の敗戦で人気を落とすようなら馬券的な妙味も増しますから、狙い目でしょう」
太田記者はもう1頭、「大穴候補なら」とサンライズホープ(牡5歳)を推奨する。
「近走は大敗が続いていますが、管理する羽月友彦調教師によると『かわされると馬が(レースを)やめてしまっている』とか。ただ、状態は悪くありませんし、もともとGI級のポテンシャルがあると評されていた素質馬ですから、軽視は禁物です」
太田記者が言うとおり、昨秋はGIIIシリウスS(中京・ダート1900m)を快勝し、GIチャンピオンズCでも穴人気して注目された馬(結果は15着)。阪神でも過去に2勝を挙げており、スムーズな競馬ができれば、上位争いを演じる力はある。
「まずは揉まれないのが第一条件となりますが、叩き2走目でうまく立ち回ることができれば、一変があってもおかしくないと思います」
休み明けの有力各馬が先を見据えて余力を残した仕上げにあるなら、順調に使われてきた馬にこそチャンスはあるはず。ここに挙げた2頭がそのチャンスを生かして、高配当をもたらしても不思議ではない。
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