ほのかが天皇賞・秋で「文句なしの本命」と選んだ1頭は? 過去10年のレース結果から厳選した全6頭で勝負 (2ページ目)

  • 浅田真樹●取材・構成 text by Asada Masaki
  • 佐野隆●撮影 photo by Sano Takashi

 対抗は、イクイノックス。「3歳馬」という消しの材料がありながら、例外条件として唯一残した馬です。

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 天皇賞・秋において、過去10年で馬券に絡んだ3歳馬はわずかに3頭。2012年に2着となったフェノーメノ、2014年に3着に入ったイスラボニータ、昨年の勝ち馬エフフォーリアです。

 そして、この3頭に共通するのがダービー2着ということ。そこで、今年のダービーで2着となったイクイノックスは、3歳馬でも例外として残し、対抗に抜擢しました。

 イクイノックスは、皐月賞、ダービーといずれも2着。今年の3歳世代のなかでは地力上位で、条件に関わらず安定した強さを見せている点も買いの材料となります。鞍上もクリストフ・ルメール騎手ですから、不安要素はありません。

 ▲は、ポタジェです。

 ポタジェは昨年に続く、2度目の天皇賞・秋への挑戦。昨年はスローペースがたたって6着に敗れましたが、ハイペースが予想される今年は、違う結果が待っているはずです。

 なにしろ、初のGI制覇となった春の大阪杯もハイペースを生かしての戴冠でした。大阪杯以降は結果を出せていませんが、今回はこの馬の巻き返しが期待されます。

 ☆は、ジャックドールです。

 前走の札幌記念では逃げずに勝利し、新たな一面を見せたジャックドールですが、この馬の推し材料は今春の金鯱賞の勝利。その時のインパクトが強く残っています。

 レイパパレをはじめ、有力馬が顔をそろえるなか、2着に2馬身半差もつけての快勝。終止先頭でレースを引っ張りながら、上がりでも速い脚を使ってレコード勝ち。本当に強かったです。

 初めてのGI挑戦となった大阪杯では、ずっと使い詰めで臨んだことに加え、落鉄もあっての5着。GIの舞台では、まだ本当の力を出しきれてはいません。ここで本領発揮となるか、注目しています。

 △は、ユーバーレーベンパンサラッサです。

 天皇賞・秋は、牝馬がよく馬券に絡むレース。ユーバーレーベンは昨年のオークス馬ですからね。もし牝馬で来るとしたら、この馬かなと思っています。

 3歳時にはフローラSで東京・芝2000mを経験。3着だったとはいえ、メンバー最速の上がりをマークして追い込んで、勝負根性があるところを見せてくれました。

 古馬になって、牡馬相手のレースではなかなか勝ちきるまでには至っていませんが、「もしかしたら......」という期待を込めて、押さえておこうと思います。

 一方、パンサラッサも実績的には外せない1頭。特にハイペースで逃げた時のこの馬の強さには、何度も驚かされています。高速決着のなか、逃げ残りの可能性も十分にあると見ています。

 馬券は、本命のシャフリヤールを軸とした馬単で、印をつけた残りの5頭に流す5点。あと、シャフリヤールの3連単1着固定で、印をつけた残り5頭に流す20点で勝負。これで、秋華賞に続く的中を狙います!


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