堤礼実アナが独自の視点でセレクト。2022年上半期GIレース「マイベスト3」 (3ページ目)

  • スエイシナオヨシ●撮影 photo by Sueishi Naoyoshi

 結局、レコードタイムを叩き出しての圧勝ですから、とんでもない強さです。ハイレベルという言葉では表現できないほど、まったく次元が違うレースでした。

 また、3着に敗れはしましたが、外から追い込んできたデアリングタクトの末脚もすばらしかったです。3歳時に牝馬三冠を達成して以降、苦しいレースが続いていたデアリングタクトが久しぶりに見せ場を作ってくれたのも、このレースが印象に残っている理由のひとつです。

 以上が、2022年上半期GIのマイベストレースのトップ3。順位をどうするかはかなり悩みましたが、どれがベストレースだったかを考えた時、スッと頭に浮かんだのがこの3つでした。

 さて、これらのレースを振り返ってみて、一段と楽しみになったのが、秋の凱旋門賞です。

 ドウデュースが武豊騎手とのコンビで参戦することはすでに公表されていますが、タイトルホルダーもまた、宝塚記念を勝って凱旋門賞を目指すことが正式に発表されました。

 他にも、天皇賞・春で2着となったディープボンドが、川田将雅騎手とのコンビで2年連続の参戦を表明。これら3頭を含め、日本馬は計4頭が出走予定です。

 その顔ぶれを見て、いよいよ今年は日本馬がやってくれるのではないか。そんな期待が高まります。

 できることなら、日本馬の快挙を見届けるべく、私もフランスへ飛んで行きたいところですが、コロナ禍の現状からして、やはり厳しいでしょうね......。今年もまた、テレビ画面を通して目いっぱい声援を送りたいと思います。

Profile
堤 礼実(つつみ・れいみ) 2016年フジテレビ入社。
1993年11月23日生まれ、米国カリフォルニア州サンノゼ出身。
血液型:O型。趣味:ミュージカル鑑賞、ダンス。
好きなもの:東宝ミュージカル、宝塚歌劇、ハプスブルク家、
パクチー、チーズ。
モットー:「一瞬一瞬を大切に」「意志のあるところに道はある」

『みんなのKEIBA』(毎週日曜・午後3時00分~)
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