天皇賞・春は過去と現在の傾向から「大荒れ」確定。穴党記者が高額配当の夢を託した2頭 (3ページ目)

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

 父は晩成血統で有名なステイゴールド。同産駒は最近も、マイネルファンロンと同世代のステイフーリッシュが大躍進。日本の中距離路線でくすぶっていましたが、海外の長距離重賞で新境地を開拓し、今年に入ってサウジアラビアとドバイの重賞で連勝を飾っています。

 また、マイネルファンロンは母系も優秀。半妹には昨年のGIオークスを制したユーバーレーベンがいて、底力を秘めています。

 距離は2200mまでしか経験がなく、一気の距離延長は未知数ですが、新潟記念や前走のAJCCで見せた後方で脚をタメる戦法ならば、適性次第で大仕事をやってのける可能性が十分にあると思っています」

 今年の天皇賞・春は、ディープボンド(牡5歳)とタイトルホルダー(牡4歳)が「2強」と称され、人気も2頭に集中している。だが、この春のGIを振り返れば、そうした馬たちが立て続けに馬群に沈んでいる。そういった動向を鑑みれば、ここに挙げた面々が歴史的な高額配当を生み出してもおかしくない。

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