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春GⅠ苦戦中の高田秋は皐月賞で挽回を誓う!「不安を跳ね返す大物感」「人気薄の狙い目」という注目馬たちは? (2ページ目)

  • 河合 力●文 text by Kawai Chikara
  • 田中 亘●撮影 photo by Tanaka Wataru

大物の可能性を感じる馬は......

 ということで、今週末はGⅠ皐月賞(4月17日/中山・芝2000m)ですね。このレースもまたまた混戦......。休み明けからの直行で挑む馬が多いので、直接対決が少なく、力関係の比較が難しいですよね。

 早くもめげそうな私ですが(笑)、とはいえ、現時点で気になっている馬が何頭かいます。1頭目は、デシエルト(牡3歳)です。

 ここまで3戦負けなしで、とにかく勝ち方が強い。デビュー戦はダートで逃げて7馬身差の圧勝。2戦目もしっかり勝って、3戦目となった前走の若葉S(3月19日/阪神・芝2000m)は、初めての芝ながら逃げて3馬身差の完勝でした。

 血統を見ても、芝で実績のある良血一族。もちろん今回は相手が一気に強くなりますし、これまで逃げてばかりの競馬なので、いろいろなレース展開に対応できるか不安はあります。

 ただ、そういう不安を跳ね返すくらいの大物という可能性もあるんじゃないかなと。この成績にしては人気もそこまで上がらないと思うので、注目しています。

 そして、やはりドウデュース(牡3歳)も気になります。人気馬のなかでは、もっとも死角の少ない存在だと思います。このコースと距離は、2着に入った前走・GⅡ弥生賞(3月6日/中山・芝2000m)で経験済みですし、体調も問題なさそう。

 コンビを組む武豊騎手も、大阪杯で3着、桜花賞で2着と、惜しいレースが続いていますよね。「今週こそ」の気持ちがあると思うので、ドウデュースは外せないかなと思っています。

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