横山ルリカ、大阪杯は「データが通用しないかも」。有力馬の傾向や展望をガッツリ分析 (3ページ目)

  • 土屋真光●構成 text by Tsuchiya Masamitsu
  • 田中 亘●撮影 photo by Tanaka Wataru

今回のレースは「本当に迷ってます」

 悩ましいのがアリーヴォですね。過去5勝が全部小倉ですが、2000mも1勝クラスを突破した時に、1分57秒5で走っています。舞台は違いますが、ジャックドールとタイムでは0秒3しか違わないというのもあるので、時計勝負になっても対応できそうです。

 また、小倉は意外とタフな馬場になる競馬場で、1月からの開催でも、馬場が相当傷んでいたなかで勝ったので、そういう意味では、今の阪神もタフなので適性的にありですし、意外と小倉専用と決めつけて切るのはもったいない馬かなと思います。C・ルメール騎手から武豊騎手に乗り替わりとなりましたが、武騎手の大阪杯の成績が7勝で過去10年で2・2・0・1とけっこう怖かったりもします。

 あとは、前走復活勝利を願って応援していたキングオブコージ(牡6歳)も応援しています。前走からリフレッシュされ、距離短縮でもまたゴール前の強襲を見せてくれるのではないかと期待しています。

 意外なのが、金鯱賞の2〜4着馬が0・0・0・8と、一度も馬券に絡んでいなくて、ここにレイパパレ、アカイイト、ポタジェが入ってきてしまうんですよ。そうなると私の馬券はどうなるの?とも思うのですが、ただ先行できる馬に関しては、話は別なのかなと(笑)。

 有馬記念で、前で競馬をしていた2019年のキセキ(2着)や2017年のキタサンブラック(1着)が馬券になっていますが、有馬記念で中団よりも後ろで競馬していた組はここで好走していないんですよね。エフフォーリアは、そこに当てはまってしまうのですが、そこは自在性があるのでデータを崩してくれるのではないかと期待しています(笑)。

 金鯱賞の勝ち馬の成績もいい反面、金鯱賞で逃げた馬の成績はいまひとつ、だけど、逃げた馬はそもそも人気薄だったので、じゃあジャックドールには関係ないか、とか。あとは、天気が鬼悪だと去年のようなこともあるので、毎日天気予報は見ています(笑)。

 いつも迷って迷って「これが絶対!」というのが言えなくて申しわけなく思っていますが、まずは大阪杯で幸先よく予想を的中させたいです。

【profile】
横山ルリカ(よこやま・るりか)
1991年9月27日、神奈川県生まれ。アイドルグループ「アイドリング!!!」の元メンバー(2015年10月に卒業)。『めざましテレビ』のリポーターを経て、現在は『めざまし8』(フジテレビ)の情報キャスターを務める。『競馬予想TV!』(CS・フジテレビONE)はアシスタントとして出演。サンケイスポーツ『サンスポZBAT!』重賞予想コラム「ルリカの当たりますよ〜に!!!」(毎週日曜掲載)を担当するほか、TOKYO FM「TOKYO TEPPAN FRIDAY supported by Ginza Sony Park」(毎週金曜15時〜生放送)にレギュラー出演中。

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