ドバイWCデーは日本馬の状態に不安なし。馬券が買える4レースで狙いたい穴馬もピックアップ (3ページ目)

  • 土屋真光●写真・文 text & photo by Tsuchiya Masamitsu

 そんななか、日本のオッズで穴として注目したいのが、イギリスのサフロンビーチ(牝4歳)。昨年10月のGIサンチャリオットS(ニューマーケット・芝1600m)以来の実戦になるが、同レースでは先手を取ると、ゴール前では後続を突き放して圧勝した。しかも、2着は昨年GIを2勝、2着も3回のマザーアースなのだからその価値は高い。必ずしも逃げにこだわるわけではなく、どちらかといえば「ズブい」タイプで、パンサラッサがガンガン引っ張るだろう流れは、初の1800mでむしろ歓迎と見る。

 このレースはもう2頭挙げたい。1頭は9歳のベテランであるロードグリッターズ(せん9歳)。この馬もパンサラッサが引っ張って、終いがバタバタになりそうな流れは大歓迎。追い込み一手の脚質だが、ハマった時の切れ味は依然健在だ。

 もう1頭はモハーフェス(牡4歳)と2頭出しとなる、W.ハガス厩舎のマイオベロン(せん5歳)。どんな相手でも勝ちきれないもどかしさがあった馬が、昨秋の去勢手術の効果か、休み明けの前走の一般戦(サウスウェル・オールウェザー1610m)を勝利。GIイスパーン賞(パリロンシャン・芝1850m)3着、GIプリンスオブウェールズS(アスコット・芝1990m)4着の内容からも、ひと皮むけたここは食い込みが期待できる。

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