2021.11.05

京王杯2歳Sは再び波乱傾向か。前走の敗戦で人気落ちした素質馬の反撃に期待

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Sankei Visual

 秋のGIシリーズがひと休みとなる今週、2歳重賞のGII京王杯2歳S(東京・芝1400m)が11月6日に行なわれる。

 同レースについて、スポーツ報知の坂本達洋記者はこう分析する。

「今年は重賞勝ち馬という実績的に抜けた存在はいませんが、オープン勝ち馬が4頭参戦。これらが人気を集めそうです。なかでも、鋭い決め手でカンナS(9月25日/中山・芝1200m)を勝ったコラリン(牝2歳)、デビュー2連勝ですずらん賞(9月5日/札幌・芝1200m)を制したヴィアドロローサ(牡2歳)あたりは、広い東京コースでさらに能力を発揮できるのではないでしょうか」

「ただ」と言って、坂本記者はこう続ける。

「近年は人気馬が馬券圏内を占めて堅い決着に収まることが多かったのですが、昨年は9番人気のロードマックスが2着に入って波乱を演出。振り返れば、かつては伏兵の台頭がしばしば見られ、波乱の多いレースでした。そうなると、今年も......」

 坂本記者がそう語るとおり、過去5年の結果を見てみると、昨年を除けば1番人気は2勝、2着2回とパーフェクト連対。しかしその前の5年を見ると、1番人気は未勝利。3着が2回あるだけで、3連単では常に好配当が生まれていた。昨年から再び波乱傾向にあるとすれば、今年も思わぬ結果が待ち受けているかもしれない。

 では、穴をあけるとしたら、どういったタイプなのか。坂本記者はこんな見解を示す。

「前走で着順を落とした馬の巻き返しです。2歳馬でまだキャリアも浅く、実際の力関係を見極めにくいからこそ、そういう馬を軽視するのは禁物。むしろ、見直しが必要だと思います」

 実際、昨年2着のロードマックスは前走のGIII新潟2歳S(新潟・芝1600m)7着からの巻き返し。そこで、坂本記者は前走のクローバー賞(8月22日/札幌・芝1500m)で5着に敗れたキングエルメス(牡2歳)を、今年の穴馬候補に推奨する。