ジャパンCを制したショウナンパンドラ。その娘パンドレアに陣営も期待大
厳選!2歳馬情報局(2021年版)
第18回:パンドレア
現役時代にGIを制した牝馬の子となれば、それだけで注目度は増す。今年の2歳馬の中にも、そうした素性で多くのファンが関心を寄せる1頭がいる。
栗東トレセンの斉藤崇史厩舎に所属するパンドレア(牝2歳/父ロードカナロア)だ。
パンドレアの母は2015年のジャパンCを制したショウナンパンドラこの記事に関連する写真を見る 同馬の母は、現役時にGI2勝を挙げたショウナンパンドラである。3歳春の牝馬クラシックには出走できなかったものの、夏越えて素質が開花。まずは、牝馬三冠レースの最終戦となる秋華賞(京都・芝2000m)でGI制覇を果たした。オークス馬ヌーヴォレコルトをクビ差抑えての堂々たる勝利だった。
その後はハイレベルな重賞戦線において、なかなか勝ち星を挙げることはできなかったが、4歳春のGI宝塚記念(阪神・芝2200m)で3着と奮闘。秋初戦のGIIオールカマー(中山・芝2200m)では、実力馬たちを封じて快勝した。
そして、続くGI天皇賞・秋(東京・芝2000m)で強豪牡馬を相手に4着と健闘すると、直後のGIジャパンC(東京・芝2400m)で見事に戴冠。自慢の末脚を炸裂させ、日本を代表する一線級の馬たちを蹴散らした。10着ゴールドシップまでコンマ4秒差という大接戦を制し、ふたつ目のGIタイトルを手にした。
そんなショウナンパンドラが繁殖牝馬となって、2019年に産んだのがパンドレア。GI馬の娘は厩舎スタッフから、どういった評価を受けているのだろうか。関西競馬専門紙のトラックマンがその様子を伝える。
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