2021.03.20

穴党記者が徹底分析。スプリングSは馬場悪化で台頭する3頭を狙い撃ち

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Sankei Visual

 GI皐月賞(4月18日/中山・芝2000m)のトライアルレースとなるGIIスプリングS(中山・芝1800m)が3月21日に行なわれる。

 過去10年の勝ち馬には、オルフェーブル、ロゴタイプ、キタサンブラックなど、のちの名馬が数多く名を連ね、1番人気は3勝、2着5回、3着1回、着外1回と、連対率80%、複勝率90%という安定した成績を残している。

 しかしその一方で、5番人気以下の伏兵も4勝を挙げており、1番人気が安定しているわりには、3連単の配当は比較的高め。2019年には20万円超えの高配当をつけるなど、オイシイ配当もしばしば生まれている。

 そして今年も、ランドオブリバティ(牡3歳)が気性面、ボーデン(牡3歳)は未勝利を勝ったばかりと、人気馬が不安要素を抱えているうえ、馬場が悪化傾向にあって、波乱ムードが漂っている。そんななか、スポーツ報知の坂本達洋記者は馬場状態に触れ、今年のレースについてこんな見解を示す。

「この2回中山開催では、開幕週の日曜日のクッション値が中山では過去最高の12.2を記録して、全体的に時計が速めでした。ところが先週の土曜日、大雨の中でレースが行なわれ、だいぶ馬場が荒れてきたように思います。こうなると、切れ味や瞬発力勝負にかけるタイプの馬は厳しいかもしれません」

 デイリー馬三郎の吉田順一記者も、坂本記者の話にうなずいてこう語る。

「馬場については、内回りと外回りが合流する3角からの痛みが特にひどく、4角ではラチ沿いから4~5頭分、凸凹が激しくなっています。先週の雨中での競馬で、一気に路盤が悪くなった印象です。今週末の天気も下り坂。道悪競馬と判断して予想するほうがよさそうですね」

 そこで、吉田記者はワールドリバイバル(牡3歳)を穴馬候補に挙げた。

「やや重の未勝利戦(9月12日/中京・芝2000m)を勝ったあとは、オープン特別の萩S(10月31日/京都・芝1800m)が7着、1勝クラスの黄菊賞(11月15日/阪神・芝2000m)が5着と、ともに伸び負けしました。