2021.02.18

混戦のフェブラリーS。注目は「勝ちだしたら止まらない」血を持つ5歳馬

  • 平出貴昭●文 text by Hiraide Takaaki
  • photo by Sankei Visual

 2月21日、東京競馬場でGⅠフェブラリーS(ダート1600m)が行なわれる。

 このレースは、今年最初のJRAのGⅠレース。暮れのGⅠチャンピオンズC(中京/ダート1800m)と共に、ダートのチャンピオンを決めるレースだが、今年は例年にも増して混戦模様だ。

 昨年の勝ち馬モズアスコットはすでに引退。GⅠと地方交流GⅠを4勝し、"現役ダート最強馬"と目されるクリソベリルは脚部不安で休養。チャンピオンズCを勝ったチュウワウィザード、GⅠ東京大賞典を勝ったオメガパフュームは、距離適性の問題もあってこのレースには出走しない選択をした。

アルクトスとサンライズノヴァ(地方交流GⅠマイルCS南部杯)、インティ(GⅠフェブラリーS)、ヤマニンアンプリメ(地方交流GⅠJBCレディスクラシック)ワイドファラオ(地方交流GⅠかしわ記念)と、GⅠ/地方交流GⅠ馬は5頭いるが、絶対的な中心馬はいない。

 こんな状況の時は勢いがある馬を狙いたい。筆者が本命視するのは、前走のGⅡ東海S(中京/ダート1800m)で重賞初制覇を飾ったオーヴェルニュ(牡5歳/栗東・西村真幸厩舎)だ。

前走の東海Sで重賞初勝利を挙げたオーヴェルニュ 同馬は、4歳を迎えた昨年に大きく飛躍してオープン入り。昨秋の福島民友C(福島/ダート1700m)、ベテルギウスS(阪神/ダート1800m)、そして東海Sと3連勝し、勢いに乗った状態でこのレースに臨む。

 ダート1600mでは、3歳時に1戦して7着に終わっているものの、東海SとフェブラリーSの関連性は高い。前走で東海Sを勝ち、フェブラリーSに出走した馬は過去に6頭おり、そのうち2013年グレープブランデー、2015年コパノリッキー、2019年インティと3頭が勝利。2016年アスカノロマンは7番人気で3着に入っている。