2020.11.13

エリザベス女王杯は1番人気が苦戦中。
穴党記者が推す穴馬4頭の出番だ

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

 秋のGIシリーズもいよいよ佳境を迎え、これから年末まで7週連続開催となる。そのスタートを飾るのは、3歳馬と古馬が雌雄を決する「秋の女王決定戦」GIエリザベス女王杯(11月15日/阪神・芝2200m)だ。

 昨年は3番人気のラッキーライラック(牝5歳)が快勝。現在の施行条件となってから、過去に3頭の馬が連覇を果たしているが、同馬はそれらに続く快挙を狙う。

 ただ、このレースは1番人気の成績が不振。過去10年で勝利したのは、わずか1回のみである。加えて、今年は京都競馬場の改修に伴って、阪神競馬場で開催される。例年以上に波乱ムードが漂っており、日刊スポーツの太田尚樹記者もこう語る。

「京都のGIは、いわゆる"リピーター"の活躍が多いのが特徴です。近年のエリザベス女王杯を見ても、2016年、2017年とミッキークイーンが2年連続で3着となり、2017年に勝ったモズカッシャンは翌2018年にも3着に入線。さらに、クロコスミアは2017年~2019年まで3年連続で2着になるなど、連続して好走する馬が多く出ています。

 ですから、今年も京都開催であれば、昨年の勝ち馬ラッキーライラックや、3着ラヴズオンリーユー(牝4歳)を、再び中心視してもよかったと思います。しかし、コースが替われば、勝手が違ってくると見ています」

 そこで、太田記者が穴馬候補として推すのは、センテリュオ(牝5歳)だ。実は、5番人気で勝利を飾った前走・GIIオールカマー(9月27日/中山・芝2200m)の際にも、太田記者は同馬を真っ先に推奨馬に挙げている(※9月26日配信。『オールカマーは実績よりも適性。穴党記者は斬新すぎる穴馬4頭を推す』)。「みなさん、覚えていますか?」と微笑みながら、今回も同馬の躍進に期待を寄せる。

「全兄トーセンスターダムがオーストラリア移籍後、6歳になってGIを2勝しているように、この血筋は遅咲きの血統。センテリュオも引退間近ではありますが、5歳秋の今がピークにあると思います。