アルゼンチン共和国杯で期待の3頭。芝2500mの成績データから選んだ (2ページ目)

  • 平出貴昭●文 text by Hiraide Takaaki
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

 バレリオの長所は瞬発力で、上がり3F33秒台を4回記録。スタートダッシュがやや鈍いところがあるが、青嵐賞で見せたように2、3番手の好位から競馬ができる器用さも併せ持っている。重馬場は割引かもしれないが、東京コースでの実績もあるため、重賞初制覇のチャンスは十分だ。

 ステイゴールド産駒でアルゼンチン共和国杯を勝利したのは、2018年のパフォーマプロミス(当時6歳)。2010年にはジャミール(当時4歳)が2着、昨年はアフリカンゴールド(当時4歳)が3着に入るなど晩成傾向も強いので、5歳馬のバレリオも期待できる。

 ハーツクライ産駒の2頭は、タイセイトレイル(牡5歳/栗東・矢作芳人厩舎)とプリンスオブペスカ(牡6歳/栗東・松永昌博厩舎)。

 タイセイトレイルは昨年の同レース2着馬だ。前走のGⅡ京都大賞典は14着、今春の目黒記念も3番人気ながら15着と大敗。やや安定性に欠けるが、メトロポリタンSではバレリオからクビ差の3着に入っているため、東京コースの長距離戦では軽視できない存在だ。

 一方のプリンスオブペスカはこの夏、L札幌日経オープン(札幌/芝2600m)10着、丹頂S7着と凡走が続いている。しかし1月のGⅡ日経新春杯(京都/芝2400m)では0秒6差の5着とまずまずの内容。東京コースは初となるが、血統的に得意な可能性があるので、マークしておく必要があるだろう。

 以上、今年のアルゼンチン共和国杯は、ステイゴールド産駒バレリオを中心に、ハーツクライ産駒2頭の激走にも期待する。

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