2020.10.22

コントレイルとの激走に期待。
菊花賞はステイヤー血統馬2頭にも注目

  • 平出貴昭●文 text by Hiraide Takaaki
  • photo by Sankei Visual

 10月25日、京都競馬場でGⅠ菊花賞(芝3000m)が行なわれる。

 このレースは、春のGⅠ皐月賞(中山/芝2000m)、GⅠ日本ダービー(東京/芝2400m)に続く「3歳牡馬クラシック三冠」の最終戦。今年は無敗の二冠馬コントレイル(牡3歳/栗東・矢作芳人厩舎)が、15年ぶり3頭目となる「無敗の三冠馬」になるかに注目が集まる。

 前週のGⅠ秋華賞では、デアリングタクトが見事に「無敗の三冠牝馬」になった。コントレイルが勝って同年に牡牝の三冠馬が誕生すれば史上初のことになる。

 コントレイルは3歳世代では実力が一枚も二枚も抜けており、三冠達成の可能性は極めて高そうだ。とはいえ、2着や3着を当てるのも競馬なので、菊花賞で好走しそうな馬を探っていこう。

 菊花賞は年々減少している長距離戦。近年はスローペースの瞬発力勝負が多くなり、中距離タイプの馬でも好走するケースが増えている。だが、ステイヤー血統馬の激走も少なくないため、今回は血統面から見ていく。

 まずは、アリストテレス(牡3歳/栗東・音無秀孝厩舎)。2歳時に京都・芝1600m戦で勝ち上がり、リステッドの若駒S(京都/芝2000m)とすみれS(阪神/芝2200m)2着に入るなどオープンでも安定した走りを見せた。この夏から秋にかけては、出雲崎特別(1勝クラス、新潟/芝2000m)、小牧特別(2勝クラス、中京/芝2200m)を連勝と力をつけている。

直近レース2連勝で菊花賞に臨むアリストテレス 同馬の父エピファネイアは2013年の菊花賞馬。同年春の皐月賞と日本ダービーはいずれも2着だったが、菊花賞では不良馬場のなかで2着に5馬身差をつける圧勝だった。4歳時にはGⅠジャパンC(東京/芝2400m)も4馬身差で圧勝。引退後に種牡馬入りし、初年度産駒は昨年デビューした。前述の三冠牝馬、デアリングタクトがその代表産駒だ。