偉業に挑むアーモンドアイに対して、堤礼実アナが抱く「特別な感情」

  • 佐野隆●写真 photo by Sano Takashi

堤 礼実連載:『華麗なるウマ話』第4回

スポルティーバとフジテレビの競馬中継番組『みんなのKEIBA』とのコラボ企画としてスタートした、堤礼実アナウンサーの連載『華麗なるウマ話』。今回テーマは、史上最多の芝GI通算8勝を狙うアーモンドイについて――。

 この夏、番組内の『みんなの夢馬券』のコーナーでは、細江純子さんが8週連続で予想を的中させたことが話題となりました。

 うれしいこととはいえ、これだけ的中が続くと、プレッシャーもかかりますよね。細江さんは9週連続がかかったローズSの時、「達成したい」と言いつつも、「大きなことは言わずに、謙虚にいきます」ともおっしゃっていたのですが......。

 でも実際に"連勝"がストップしたときは、落ち込んでいらっしゃいました。プロとして、本当に自分に厳しい方なんです。

 細江さんは普段からそうで、予想を外すと「なぜこうしなかったのか」とか、「本当はこうだったな」と、オンエアーが終わったあとも、悔しそうに話をされているんです。スタッフに「もう終わったことなんですから」と、突っ込まれたりしながら(笑)。

 それだけに、このときはいつも以上に、ずっと落ち込んでいたみたいです。

 でも、さすがは細江さん。9週連続的中を逃したローズSの直後には、中山のメインレース、ラジオ日本賞の予想を見事に的中させました! さらに翌週には、パドックで"イチオシ"に挙げたセンテリュオがオールカマーで勝利。細江さんの"プロ魂"を垣間見たような気がします。

 細江さんの馬を見る目は、個人的にはものすごく参考にさせていただいています。どういう点から良く見えたのかを伺うと、その理由がいつもわかりやすくて。私にとって細江さんは、頭が上がらない存在です。

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