2020.10.10

荒れる時は「大荒れ」の京都大賞典。
過去の激走馬に似た3頭に夢託す

  • text by Sportiva
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

 秋のGIシリーズに向けての前哨戦となるGII京都大賞典(京都・芝2400m)が10月11日に行なわれる。

 関西で開催される古馬中距離路線の「王道」とも言われる一戦で、比較的堅い決着が多い。それでも、波乱が起こらないわけではない。過去10年の結果を見ても、3連単の配当が100万円を超えるような"大荒れ"となったケースが2度もある。

 ひとつは、2013年。11番人気の"大穴"ヒットザターゲットが勝利し、2着に7番人気のアンコイルド、3着に2番人気のトーセンラーが入って、3連単は361万9290円という超高額配当を記録した。

 もうひとつは、2019年。この年も11番人気のドレッドノータスが大金星を挙げて、6番人気のダンビュライトが2着、5番人気のシルヴァンシャーが3着と続いて、3連単は181万1410円という高配当をつけた。

「堅いレース」ではあるが、荒れる時はとことん荒れる――それが、京都大賞典というレースの特徴かもしれない。ならば、我々が期待するのは、やはり後者。"大荒れ"の決着である。

 そこで、今年も波乱が起こることを願って、過去10年の結果を参考にし、高配当をもたらしてくれそうな穴馬を探し出してみたい。

 まず着目したいのは、条件戦を連勝してオープン入りしたばかりの"上がり馬"である。なおかつ、今回が重賞初挑戦という馬だ。

 というのも、過去にこうしたタイプが波乱を演出しているからだ。いい例となるのは、2018年に4番人気で2着となったレッドジェノヴァと、先述した2019年の3着馬シルヴァンシャーである。

 前者は、4歳夏に下級クラスのレースを連勝。オープン入り初戦で、このレースに挑んで2着と好走して見せた。後者も、3歳秋から4歳春にかけて条件戦を3連勝。その後、夏場は休養するも、休み明けでいきなり重賞に挑戦して3着と奮闘した。

 ともに連勝してきたとはいえ、昇級初戦で、しかも初重賞。GI実績豊富な馬も集う一戦とあって、上位人気を争うことはなかったが、連勝してきた勢いに乗って好成績を残した。