2020.10.09

サリオスが本命の毎日王冠。
「東京・芝のスペシャリスト」も外せない

  • 平出貴昭●文 text by Hiraide Takaaki
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

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 10月11日、東京競馬場でGⅡ毎日王冠(芝1800m)が行なわれる。

前走のエプソムCで重賞初勝利を挙げたダイワキャグニー このレースは、11月1日に開催されるGⅠ天皇賞・秋(東京/芝2000m)の重要なステップレース。芝1800mになった1984年以降、14頭が毎日王冠を経て天皇賞馬になっている。

 近年は天皇賞・秋が秋初戦になる馬が多く、2014年のスピルバーグ以降は毎日王冠からの出走馬に勝ちがついていない。それでも、2015年に10番人気で2着、翌年も6番人気で3着に入ったステファノス、2018年6番人気で3着のキセキ、2019年6番人気で3着のアエロリットなど好走する馬は多い。天皇賞・秋で穴馬券を的中するためにも見逃せないレースだ。

 今回、断然の人気を集めるのはサリオス(牡3歳/美浦・堀宣行厩舎)だろう。11頭の登録馬の中で唯一のGⅠホースで、これまで5戦3勝、2着2回と連を外しておらず、"無敗の2冠馬"コントレイル以外には先着を許していない。

 走りの内容も申し分ない。新馬戦(東京/芝1600m)は2着に2馬身差、GⅢサウジアラビアロイヤルC(東京/芝1600m)は2着に1馬身1/4差の2歳コースレコード、そしてGⅠ朝日杯フューチュリティS(阪神/芝1600m)も2着に2馬身1/2差をつけるレースレコードで勝利し、3連勝を飾った。

 敗れたGⅠ皐月賞(中山/芝2000m)も3着のガロアクリークには3馬身1/2差をつけ、GⅠ日本ダービー(東京/芝2400m)でも3着ヴェルトライゼンデに1馬身3/4差をつけての2着だった。日本ダービーでは1着のコントレイルに3馬身の差をつけられたが、他馬には常に1馬身1/4以上の差をつけている。コントレイルが強すぎるので目立たないが、同馬も相当強く、今後はGⅠ勝ちを重ねていける存在だろう。