2020.10.01

スプリンターズSは血統的傾向が重要。
コース相性もバッチリな2頭を選んだ

  • 平出貴昭●文 text by Hiraide Takaaki
  • photo by Sankei Visual

◆凱旋門賞で狙える馬は? 日本のディアドラにチャンスは?>>

 10月4日、中山競馬場でGⅠスプリンターズS(芝1200m)が行なわれる。

高松宮記念を勝利したモズスーパーフレア 今年のメンバーは、昨年の勝ち馬タワーオブロンドンこそ不在だが、今年のGⅠ高松宮記念を勝ったモズスーパーフレア、昨年の高松宮記念を勝ったミスターメロディ、そして今年のGⅠ安田記念、昨年のGⅠ桜花賞を勝ったグランアレグリアが参戦。他にも、今年に重賞を勝った馬がアウィルアウェイ、エイティーンガール、ダイアトニック、ダノンスマッシュ、ビアンフェ、ラブカンプー、レッドアンシェルと7頭もおり、かなりレベルが高い顔ぶれとなった。

 スプリンターズSには注目すべき大きな血統的傾向があり、ミスタープロスペクター系が非常に強い。これまでに11勝を挙げ、昨年まで4年連続で勝利。さらに2着が5回、3着も5回あり、昨年と2017年は1~3着の上位を独占。2018年も1着と3着に入っている。

 今年の登録馬におけるミスタープロスペクター系はカイザーメランジェ(父サクラオリオン)、ダイアトニック(父ロードカナロア)、ダイメイフジ(父アグネスデジタル)、ダノンスマッシュ(父ロードカナロア)、モズスーパーフレア(父スペイツタウン)、ヤマカツマーメイド(父ロードカナロア)の6頭。有力と目されている馬も名を揃えている。

 中でも筆者が最有力視するのが、モズスーパーフレア(牝5歳/栗東・音無秀孝厩舎)だ。

 父スペイツタウンは米GⅠBCスプリント(ダート6F)を勝ったスプリンターで、産駒にはダート重賞2勝の快足馬マテラスカイ、首GⅠドバイゴールデンシャヒーンのレイナルドザウィザード、仏GⅠジャンプラ賞のロードシャナキルなど、芝、ダート問わず多くの名スプリンターを送っている。