横山ルリカ、スプリンターズSの軸選びに苦悩。3つの傾向がカギ!

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • 田中亘●撮影 photo by Tanaka Wataru

関連記事はコチラ>>横山ルリカが感じた「圧倒される幸せ」。2020年競馬前半戦を振り返る

アイドルグループ「アイドリング!!!」の元メンバーで、競馬番組で活躍する横山ルリカさんに、中央競馬秋シーズンの最初のGIであるスプリンターズS(10月4日/中山・芝1200m)について展望を聞いた。 

競馬番組などで活躍する横山ルリカさん競馬番組などで活躍する横山ルリカさん 今回のスプリンターズSは、「これが絶対来る!」という飛び抜けた馬がいないように思います。どの馬が1着になっても驚かないメンバーなので、軸選びが難しいですね。

 今年の傾向として、「9番人気以下に要注意」で、「中山の馬場は例年よりも時計がかかる」ということ、そして例年のスプリンターズSの傾向として、「勝つ馬は継続騎乗の騎手」という3点を頭に入れておきたいです。

 今夏のスプリント(短距離戦)重賞レースは、毎回9番人気以下の馬が馬券に絡んでいて、人気上位の馬で決まった印象があまりありません。GⅢCBC賞(阪神・芝1200m)では13番人気だったラブカンプー(牝5歳)が逃げ切ったり、GⅢキーンランドC(札幌・芝1200m)では1番人気のダイアトニック(牡5歳)が惨敗したり。さかのぼってみると、今年3月のGI高松宮記念(中京・芝1200m)も、1着入線(進路妨害で4着降着)のクリノガウディー(牡4歳)が15番人気、繰り上がり1着のモズスーパーフレア(牝5歳)も9番人気でした。

 今回のメンバーを見ると、グランアレグリア(牝4歳)以外は、この夏のスプリント路線のメンバーが集まっていますね。ほかの3歳クラシック路線や古馬中距離路線と違って、人気になる馬が限られるわりには、どの穴馬にもチャンスがある状況だと思います。軸も、穴も絞り切れないなぁと悩んでいます。

1 / 5

厳選ピックアップ

キーワード

このページのトップに戻る