2020.08.22

札幌記念は夏に強い牝馬3頭が有力も、
展開向く伏兵の一発に注意せよ

  • 大西直宏●解説 analysis by Onishi Naohiro

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ダービージョッキー
大西直宏が読む「3連単のヒモ穴」

 夏の大一番と言える、GII札幌記念(札幌・芝2000m)が8月23日に行なわれます。

 夏競馬唯一のGIIレースで、サマー2000シリーズ()の第4戦。さらに、秋のGIを見据えるスターホースが始動戦として選ぶこともあって、毎年注目度の高いレースとなっています。
※夏競馬を盛り上げるために行なわれている重賞のシリーズ戦(※一部、リステッド競走も含む)。6月~9月に開催される指定重賞での成績をポイント化し、その総合得点を競うもの。芝のスプリント戦(1000m~1200m)を対象にしたものが『サマースプリントシリーズ』、芝1600m戦を対象にしたものが『サマーマイルシリーズ』、芝2000m戦を対象にしたものが『サマー2000シリーズ』。そして、それらすべてのレースを対象にしたものが『サマージョッキーズシリーズ』。それぞれのシリーズチャンピオンには褒賞金が与えられる。

 昨年は、海外GIの凱旋門賞(フランス・芝2400m)のステップレースとして、ブラストワンピースとフィエールマンが参戦。ブラストワンピースが1着、フィエールマンが3着という結果に終わりました。

 そして今年は、ラッキーライラック(牝5歳)、ノームコア(牝5歳)、ペルシアンナイト(牡6歳)と、3頭のGI馬が出走します。特別登録していたダービー馬マカヒキは、最終追い切りのあとに態勢が整っていないと判断され、回避することになりました。

 GI馬3頭のうち、ラッキーライラックとノームコアは近走の実績も十分ですが、ペルシアンナイトはやや全盛期を過ぎた印象があります。また、今年は格上挑戦の馬や地方からの出戻り馬が加わっても、頭数がそろいませんでした。そういう意味では、昨年に比べて、全体的なレベルは高くないかもしれません。

 となると、ここではGI3勝馬のラッキーライラックが、この先の大目標に向けて意地を見せなければいけないでしょう。

 前走のGI宝塚記念(6月28日/阪神・芝2200m)では、3番人気に推されながら6着に終わりました。しかし同レースは、上位勢がかなりバラけて入線したように、直前に降った大雨によって、道悪の拙攻の差が顕著に出るレースとなりました。

 そんな馬場にあって、ラッキーライラックは早めに仕掛けて、直線では内に入っていく形になりましたから、大きく止まってしまったのも仕方がありません。6着という結果も、そこまで悲観する必要はないと思います。

 メンバーに恵まれた今回、しっかりと結果を出して、秋の大舞台へと弾みをつけたいところでしょう。